1月14日夜
いよいよ明日の午後から入院だ~!ということで必要なものをバッグに詰めて準備(≧∇≦)b OK
主人は「しばらく行けなくなるし~」と飲み会へo(゚▽゚ヽ)(/゚▽゚)o レッツゴー♪
1月15日深夜
日付が15日に変わり、主人はいい感じに酔っ払いご機嫌に帰宅してきた。で、酒くさいままグーグー寝てしまう。
起きて待っていた私は一人取り残され、半ば呆れながら寝ようとしていたら!!!
AM2:30
なんか腰全体に鈍痛がずーっと続く&時々下腹部に鋭い痛みがぁぁぁ!
あ、でもなんか治まったし。腰は痛いままだけど…。で、数分後、またお腹が痛い!!
AM2:50
なんとなくトイレに行くと、ものすごいグッドタイミングでおしるしが!下着汚れなくてよかったぁぁ。
この時点で、「さっきからお腹痛いのはまさか陣痛??」と思い始める。
しかし呑気な私は「明日のっていうか今日の午後から入院してバルーン→促進剤なんだから陣痛が来る訳無いしぃ~」と半信半疑。一応時間を計ってみるか…と時計を見ていると、ななななんと!5~7分毎にお腹が痛い!
おしるし、腰が継続して痛い(これが生理痛のきついやつ?)、波のあるお腹の痛み…これはテキストで見た「陣痛とは」に当てはまるじゃないですかー!
AM3:00過ぎ
酔っ払って寝てる主人を起こしてみる。
私:「なんかお腹痛くてさぁ…陣痛かも」
主人:「むにゃむにゃ…ぇ~?お腹痛いの?何分間隔とか計った?う~ん、むにゃむにゃ…」
だめだ…酔いがさめてないよ、この人は。これが本当の陣痛だったら…いきなり破水したら…タクシーだな、こりゃ。主人がいて自家用車が家にあるのにタクシー…虚しい。
AM4:00
5~7分間隔でやっぱりお腹が痛くなるので、「本当の陣痛だったら(←まだ疑ってる奴)大変だから今のうちにシャワー浴びておこう」
AM5:30
お腹が痛くなり始めて3時間経過。やっぱりおかしいでしょー!陣痛でしょー、これは。ということでようやく病院に電話。
午後から入院予定だった為、病棟にデータがあったらしく名前を言うだけで「あぁ、はいはい」と話はとてもスムーズ。
「5~7分で3時間経ってるんですよね?じゃ、来て下さい」とあっさり。
主人をたたき起こして病院へ。
AM6:00
車で10分の病院へ着いたのはこの時間。
診察してもらうと、「子宮口4cmってとこですね。このまま入院になるのでこれに着替えてください。」と、妊婦用パジャマ&お産用パッドをあてた産褥ショーツを渡される。その間に主人は入院手続きに行ってくれた。
この頃も5~7分間隔だったけど、痛い~><っていうより、「あー、私は自然に陣痛の来ない女なんだと落ち込んでたけど、来たなぁ…」としみじみしており、「この程度の痛みなら楽勝かも」となめてかかっていた。
AM8:00~AM10:00
1時間毎に内診がある。1時間に1cmずつ子宮口は順調に開いていく。
今日は私の主治医はいないはずなのだが、突然「陣痛来たんだって?」と顔を出してくれた。マジで驚きました。
8時前に朝ご飯が運ばれてきて「今のうちに食べておいたほうがいいよ~」と言われたので痛みの合間に食べる。
そして子宮口7cmの頃、「今のうちに行っておいたほうがいいよ~」と言われ、素直にWCにも行く。この頃までまだ「余裕」があった。
WC前で両親学級で知り合いになった人に会う。彼女は産み終わっており色違いの産婦用パジャマを着ていた。「おー!今からかー。頑張って!産む時は外で聞いてるわ(笑)」と声をかけられる。そう、病室から新生児室&授乳室に行くのに、分娩室&陣痛室の前を通るんだよねぇ…ここの病院って。
AM11:00
内診で「痛みの波がきた時で子宮口8cmですね」と言われる。あと2cmか…結構痛いよな~。と耐えていたのだが、スタッフの人達が口々に「ほんと痛みに強いのねぇ、あなた」「まだ余裕がありそうね。このまま最後まで余力残したまま産めるかもよ~(笑)」
そうか…やっぱり私は痛みに強いのね~と思っていたけど甘かった。
11時の内診中に破水!ドバーッと生暖かいものが一気に出てきて「あー、家で破水したらパニックだっただろうな」
破水したらいきなり痛みが倍増した!痛くて声も出ませんよ…という状況なのに普通の人は痛い痛いと騒ぐらしく「ほんと我慢強いわぁ~」と誉められ?る。
で、この頃から次第に「いきみたいってこういうことか」という感覚に襲われる。
その後~産まれるまで
きちんと時計を見ながら記録をつけられたのはここまで。昼ご飯が出てきたけど、痛くて食べるどころか何が出されたのか見ることすらできず。
いきみたいー><というのをどれだけ我慢したか…ようやく1人の助産師さんが「分娩室いこっかー」と言ってくれる。これぞ神の声!やっと産める!と喜び勇んだものの、車椅子に乗り移ることができない。陣痛は既に1~2分感覚になっており、痛みの波が引いているはずの時が自分でわからない。ずっとお腹に巻いているモニターを見ながら「はいっ!今よ!」という声を合図に車椅子に飛び乗る。分娩室に入り、また合図をもらってヒラリと分娩台に飛び乗るとみんなに「身軽すぎる(苦笑)」と笑われた。
ところが、ここにきて悲劇が。もう1人の助産師さんが「まだ全開じゃないじゃないの」と耳打ちしているのを聞いてしまったのだ。「いきむのもうすこし我慢してねー」
Σ(- -ノ)ノ エェ!?ここまできて?…も、もう無理…。
やっと「いきんでいいよー」と言われる頃には「やばい…死んでしまうかも…っていうか気を失うかもしれん」という状態だった。
点滴を1回失敗されたのも気づかず(後で暴露された)、あそこをパチンって切られたのも全く痛みを感じなかった。
数回いきめばスルッと出てくるものだと思っていたのに全然出てこないし…。みんなが「なんか大きいよ!」「わぁ、大きい大きい」と騒いでいる…。頭が見えてるようだけど、その頭がデカイらしい。
何十回もいきんで、途中で「赤ちゃんに休憩時間あげましょう」といきみを我慢させられ、またいきんで…どのくらい時間が経ったのかわからないけど、お腹の上にシートが敷かれ「ここに赤ちゃん乗せるから触らないでね」(←この状況でちゃんと聞いてられた私ってすごいかも)「はい、あと1回いきんだらハッハッで呼吸を逃して…お腹の下のほうを見て…赤ちゃん出てくるところ見てね!」
え…出てくるところ見てね?あれ?なんで自分が産んでるところが見えてるんだ??
紫色の細長い物体が出てきた!数秒して産声が聞こえてきた。
「あーーーー!終わったーーーー!」
感動して涙が出るのかと思ってたけど、出なかった。
大きな仕事をやり遂げた達成感のような妙な満足感と軽い疲労感を感じた。
続く